『恋愛写真』―もうひとつの物語

恋愛写真―もうひとつの物語

おすすめ度 ★★★★★


★★★☆☆ 2007-12-24 市川拓司の世界だねえ。。
市川拓司の作品だと知らずに読み始めたが、やっぱりそうだと感じられる作品。

少し引っ込み思案の僕、小さくてかわいくて、少し変わり者の静流、誰もが美しいと認め、本人もそれを分かっていながら、いやみにならないみゆき。

3人が織りなす恋愛模様は、どちらかというと進展が遅く、今時、こんな若者がいるかなと思うくらい。だからこそ、逆にちょっと新鮮。でも、これが市川拓司の恋愛なんだな。

結末は「やっぱり」と思うけど、そこに至る道のり、その後がやっぱり市川拓司と思う。

決して大きく心が揺れ動く事はないのだけれど、通り過ぎようと思っても、心の中に少しだけ引っかかる、忘れたつもりでもいつまでもちょっと引っかかる。そんな記憶を残していく。

さっと読めて、お手軽にちょっと心に潤いを落とす。

映画も観たけど、やっぱりそんな感じ。ちょっとだけいい感じ。。

★★★★★ 2007-11-20 「恋空」を素晴らしい小説と思っている人たちへ、この作品を贈ります
「ただ、君を愛してる」の名前で映画化されたこの作品。この市川拓司という作家。どうしていつも、ここまで狂おしいほどに切ないストーリーを書けるのだろう。彼の作品に、いわゆるハッピーエンドな結末の作品はほとんどない(あえて言えば、「そのときは、彼によろしく」はハッピーエンドなのかもしれない)。この作品もそう。決してハッピーエンドではない。切なさが残る。しかし、彼が紡ぎ出すストーリーは、美しく、そしてどこかファンタジックである。彼の作品をレビューするのは簡単ではない。独特の空気感があるからだ。この空気感を言葉で説明するのは難しい。読んで、そして感じて欲しい。強引に涙を狙って書かれている作品ではない。でも、読み終わった後、目頭が熱くなっている自分がいる。市川拓司の作品はすべて読んだ。もちろん、どの作品も素晴らしいが、僕は個人的にこの作品が一番好きである。お気に入りのドリンクを側に置き、じっくりと一行一行味わいたい、そんな作品である。「恋空」が素晴らしい作品だと思っている方には特に読んでもらいたい。「恋空」は、あくまでも中学1年生の日記。この「恋愛写真」こそが、本当の小説である。こういう作品を小説と言うのである。

★★★★★ 2007-10-30 美しく
映画化のだいぶ前に読みました。

ちなみに映画はまだ観ていません。



静流のまっすぐな想いが、美しく、切なく感じました。

「純愛」とは、こういうことを言うのだと思います。

自分の命を犠牲にしてでも「恋」をした。

羨ましいほど、素敵な恋でした。

★★★★☆ 2007-09-24 フランスのような
一気に読んだ本です。

久々にこんなに綺麗な本に出会った、と思いました。

コミックスをコンビニでぱらっと読んだことはあって、映画「ただ、君を愛してる」もあらすじだけは知っていました。

大好きな玉木さんの出演作品なので、DVDが出たら観よう!と思っていたのですが、忘れていて、実はまだ観ていません;;;

そんな時この小説がたまたまあったので、映画の前に読んでみようかな、と。

最近流行る恋愛小説に共感できない私、あまり期待はしていませんでした。

コミックスも本当にぱらっと読んだだけなので・・・・・・

でも、読み始めて数分で夢中になってしまったんです。

言葉も綺麗。少し薄霧のかかったような作品の世界も、とっても綺麗。

何より主人公の誠人の純粋さと、静流の可愛らしさが、フランス文学のようで

(青年と少女、みたいな)とっても読んでいて気持ちが良かったです。

恋人が病気にかかって死んじゃう、という典型的なパターンのお話かと思っていたのですが、全く違いました。「好きな人の好きな人を好きになりたい」という静流の言葉には、衝撃すら覚えました。

カメラ、小鳥、遺伝子、恋、成長、色んなことが詰まっています。

この本を今まで読もうとしなかったことを、凄く残念に思い、読んで良かったと思えた1冊でした。早く映画も観なくっちゃ。

★★★★★ 2007-09-16 ただ、君を愛してる
僕は、このタイトル「ただ、君を愛してる」という映画を観て本を買いました。



「映画を観たから」といって原作を読まない人はよくいますが、この物語は映画を観た後でも楽しめると思います。映画を観てからの方が10倍くらい楽しめると思います!!





>>もっと詳しく見る

『騎士から逃げた花嫁』

騎士から逃げた花嫁 (竹書房ラズベリーブックス) (ラズベリーブックス カ 1-2)
旦 紀子
おすすめ度 ★★★★★


★★★☆☆ 2008-09-15 期待したんだけど・・・
イングランド・フランスで凶悪な騎士として名を轟かすコリン。

そんなコリンの花嫁になることになったヒロインは、怖さのあまり逃げ出して行方をくらませます。

なんとか男に変装し名前も変えて、ある姫のお付(?)になって平穏な生活を送っていた数年後、この姫君がコリンの花嫁となり、その護衛としてコリンの元にまで同行することに・・・





前作「私の黒い騎士」のヒーローの義兄弟のコリンが今回のヒーロー。



前作から、恐ろしげな風貌の中にやさしい気持ちを持つところが良く書かれていたので、これは期待できる!と早速購入しました。



が、



ヒーローについては申し分ないのですが、(一本気なところと、内面のやさしさはそのまま)、私にはヒロインがあんまり好きになれませんでした。



ひたすら逃げることばかり考えて、それでいてそれを行動に移すでもなく、自分を嘆いてばかり。

おまけに男装してるのに、男らしく振舞うことに努力をしているかというとそうでもなし・・・。そんな風だったら思いっきりばれるでしょ!と突っ込みを入れたくなるくらい。

ひっついてからは妙に大胆になったり?



ヒーローのよさは良く出ている作品ですが、ヒロインのよさは出てないような気がしました。



シリーズは続くようなので、このまま読んでいきたいシリーズです。

★★★★★ 2008-08-25 ほんわかした幸せモード満載です!
わけあって騎士に扮した少女という設定から、男勝りな性格をイメージしたのですが、

全然違って本当に女の子らしい性格のヒロインでした。

前作のヒロイン同様よく泣きますし、ちょっと怖がりで心配性な面もあります。

でもここぞという場面では勇気をもって、立ち向かっていました。



そして「殺戮者」と呼ばれるヒーローのコリン! 本当に笑えます。

典型的なヒーロー像からすっごくずれていて、醜くクサイ!のですが、勇敢で味のある人物でした。

表面的には粗野で凶暴な悪徳騎士なのに、時おりチラリと見せる優しさや繊細な心が可愛かったです。



前作にも出ていた3人の魔女やその他の人々もいい味出していて、優しさやユーモアにあふれていました。

後半にいって、ヒーローがヒロインを女性として意識してからは、そのアプローチや考え方が笑えると同時に可愛くて、幸せモード満載です。

ホットではないですが、読んでいるこちらまで温かい気持ちになれました。

★★★★★ 2008-08-15 待ってましたぁ!!
やっとコリン主役で登場!!原書から6年以上たって登場!!もう、コォリィ~~ン待ってたよぉぉ!!と言いたく…ううう。



前作の悲しげな雰囲気とは打って変わったラブコメ?っぷりがとっても愛しいです。

この後、現代のタイムトラベルシリーズの物語にもしばしば幽霊として登場!!



しかし、約1年1冊ペースじゃ…欲しいの待ってる内に10年以上待つことに…(汗)

頼むから“早く”(ここ重要)全部翻訳本出して~~!!



もう絶版で手に入らない原書もあるから翻訳でいいからぜひ欲しい!!ってのが心からの叫びです。お願いします~~!出版社さん!!!!

★★★★★ 2008-08-12 とってもマッチョで不器用、でもやさしいヒーロー
「わたしの黒い騎士」でヒーローの親友としていい味だしてた、

バーカムシャーのコリンが今作のヒーロー。

その凶悪さで イングランド、フランス両国で 伝説的存在として恐れられていた。



ヒロインは、意地悪な継母が仕組んだコリンとの婚約から逃げ出し、

騎士に変装中、運命のいたずらによってコリンと出会います(これが初対面)。

正体を明かしたら殺される、とはじめは怯えていたヒロイン。

でも、コリンは 上役の騎士から虐待される彼女を守るため 自分の従者にして、

一人前の騎士になれるよう剣の特訓をしてくれます。

恐ろしいうわさではなく、彼の本当の姿を知るようになり… 



私はマッチョはまったくタイプではないのですが、

このコリンはとってもチャーミング!

剣術バカというか肉体派で、いやなことがあったらヒロイン相手に剣の特訓に逃避。

ヒロインの変装にまったく気づかず

「こんなにきれいな顔をしていたら、仲間にからかわれ生きづらいだろう」と

同情したり、訓練中にヒロインと身体的接触してドキドキし、自分は実は男色家か、

と悩んだり・・・。



典型的なロマンスヒーローとまったく違って、ハンサムでもないし、

女性を喜ばせるようなことは(誘惑含め) 何もできない、無骨で不器用なコリン。

ヒロインへのほめ言葉は「男らしい」(レディとわかった後でも)だし、

求愛行動も、「男らしく」暖炉の前で自分の戦功を延々と語り、武器の手入れをし…



いやー、おもしろかった!

脇役もマンガチックなくらい個性的で、ヒロインをねらう悪役も強烈だし、

私のロマンス読者暦中 一番泥だらけでがんばるヒロインも 素敵だし、

コリンはなかなか変装に気づかないし、で

かなり長編ですが まったくダレずに 楽しめました。



ただ、中世モノらしいHOTなロマンスシーンは 期待できませんので

ご注意を。





>>もっと詳しく見る

『約束』 (角川文庫)

約束 (角川文庫 い 60-1)

おすすめ度 ★★★★☆


★★★☆☆ 2008-08-26 泣けるけど、前向きないい話しを読んでみたいときに。
大変有名な筆者の本を、はじめて読んだ。

これまでなんとなく読まず嫌いだった。

とても読み進めやすくて、読後感も良い本だった。

短編集なので、色々な味わいが楽しめた。話のバラエティも豊富。

人それぞれだと思うが、自分は一話目と最後がとても良かった。

どれも泣ける話しだったが、それでも無理に泣かそうとしてないのが、小説としていい感じだった。

こういう感じだったら、筆者のほかの本も読んでみてもいいかと思った。

★★★★★ 2008-03-19 悲劇的だけど前向き
物語は悲劇的、かつ感傷的ではあっても、物語全体が前向きに進んでいる。

その点で、悲しくもあり、反面、勇気付けられたりする。



物語はファンタジックかつ、サイコーティックでもある。

診断基準に照らし合わせると、この場合はPTSDに相当しない。

それでも、PTSDという名前を出して、世間の認識を利用して、物語を組み立てている。



著者は他の作品、例えば「秋葉原DEEP」でも、サイコーティックな部分を、うまく利用している。

同時に著者は、精神心理的に脆弱な人々に対して、温かい眼差しを送る。



考えてみると、二人の主人公のうち、一方の悩み方は、少々奇妙だ。

それでも、その奇妙さ故に、物語に深く引き込まれるという、さらに奇妙な感覚になる。



そして、本書は前向きだ。

どんなに悲劇的、かつ、悲しくても、だ。



★★★★★ 2008-02-25 失った者との約束
短い短編集だけど、心が洗われていくような短編ばかり。

よくぞ、ここまできれいなものを集められたと感心した。

亡くなった人を想い、失ったことの悲しみから、やがて立ち上がり、

そして前を向いて歩き出す物語。

だから決して喪失感ばかりの泣かせる物語ではない。

涙は出ないけど、読んだ後に、なんともいえない優しい想いがわき上がる。

こんな風に亡くなった人を想うことができれば、人は誰も優しくなれると思う。

思わず見つけた「いい本」

忙しさに忙殺されている人は、ぜひ一度読んでみてほしい。

★★★☆☆ 2007-10-22 約束
初めて作者の短編集を読みました。内容はシンプルでしたが、石田衣良さんのさりげない表現がとても心地よかったです。何の約束?と最後まで思いながら読みました。男の子の勇気と友情、とてもいいなと思いました。通り魔に刺された一人の勇気ある小学生、残された者の方が辛いと言う現代をよくあらわしているなと思いました。

★★★★☆ 2007-10-18 石田作品の中では、落ち着いた一冊
 また一冊、良い本を見つけた。

 石田さんは優れた仕事をされていると思う。普遍的な何かを追うのもよいが、現代日本をしっかりと描ききるのも大事だと、確か「LAST」の後書きで書かれていたが、その本道を行っている。

 短編集だが、冒頭に配置されている表題作「約束」は池田小学校の通り魔事件に材を取っている。無論、それが勝手な想像や偽善になりがちであることを踏まえながらも、石田さんなりの重みで、しっかりと独立した物語を作っていく。



 個人的には、本作のなかの二編ほどは、まるで自分のことのように響き、追体験をしながら、何がしかが胸の中を通り過ぎていった。

 優れた作品ゆえの感覚だろう。

>>もっと詳しく見る

『対話篇)』(新潮文庫)

対話篇 (新潮文庫 か 49-1)

おすすめ度 ★★★★☆


★★★★★ 2008-09-14 是非読んでみてください。遅い人でも一日で読めます。
本書の各短編はそれぞれが別個の話でありながら、一つの共通点を持っています。

ネタバレするのはよくないので、詳しくは書きませんが、その共通点とは一つのセリフなんです。最終話の「花」を読むとそのセリフが浮き彫りになります。

僕はそのとき涙を流してしまいました。

素晴らしい一冊です。激しくお勧め!

★★★★★ 2008-08-12 金ちゃん、最高!
面白かったです。素直に。

書く本、書く本、すべて面白い稀有な作家。

なかなかいないんじゃないかな。

★★★★★ 2008-08-04 絶望を吹き飛ばそうとする意志の強さと希望
三つの中篇が収められていますが、主人公はすべて同一人物と見ることも別人と見ることもできます。3話全てに同じ人物(脇役だが重要)も登場し、時間的にも場所的にもつながりのある話の連作です。



対話編というタイトルの通り、全ての話が、主人公ともう一人の人物の対話を主軸に展開します。どの話も哀しさがにじみ出ていますし、絶望を感じさせる話もあるのですが、それでもかなりの笑いと、絶望を吹き飛ばそうとする意志の強さと希望が感じられます。



やはりこの人の小説は楽しい。

★★★☆☆ 2008-07-28 春樹を彷彿
三編いずれも強い印象を残す、非常に良質な恋愛中編集。美しく効果的な比喩、不思議さと死が匂う展開、そして文体までもが、かつての村上春樹の作品を彷彿とさせる。村上が大家となり若者の恋を中心に据えて描くことが似つかわしくなくなった今、彼のかつての著作とほぼ同水準のものが読めることを、素直に喜べるほどには高い完成度。



あえて粗(あら)を探すならば、他の著作にも見られる著者の恋愛観(=一途で純粋な思い)が、本作においても貫かれており、それが普遍的に語る価値のあるものとはいえ、多様性に欠ける点。それと、本作に限って言えば、いずれも「死」という要素によって劇的さを増していることが否めず、死と無関係な普通の恋愛譚も読んでみたい気がする。



また、「GO」など他の著作にも共通して言えることだが、タイトルの付け方が今一つで、もったいない。

★★★★☆ 2008-07-22 「対話篇」より「映画篇」
先に「映画篇」を読み、あとでこちらを読みました。

「映画篇」や「GO」とは印象が違い、驚きました。



「映画篇」では全体的に

勧善懲悪で救いのある感じが好きでしたが、

こちらの「対話篇」には

あまり救いがない感じがして・・・。



特に「永遠の円環」は、

妄想なのか現実なのか

ぞくっとした、

ぞわぞわした怖さがありました。



なので、その次にある「花」は

余計優しい気持ちで読むことが出来、

読みながら電車の中で泣きました。

荒唐無稽に思える出だしから、

収束の仕方がとても美しく、

このストーリーが最後でよかった、

やっぱり救いがある、と思いました。



みなそれぞれに臨場感があり、

なんともいえぬ怖さがあり好きですが、

この中では「花」が一番好きです。



そして、「対話篇」より

「映画篇」の方が、好きです。

>>もっと詳しく見る

『恋空』〈上〉―切ナイ恋物語

恋空〈上〉―切ナイ恋物語

おすすめ度 ★★☆☆☆


★★★★★ 2008-10-09 批判されている方へ
この著者は時代の歪みから湧き出した害虫です。歪曲した妄想を真実と偽り、多くの読者を愚弄し、侮辱した罪は甚大な影響をもたらした、愚劣な人物です。逆を言えば、著者自身も時代の被害者といえるでしょう。

きっと出版社の方も込み上げる爆笑と憤りを堪えながらも、結果主義に則り、書籍化を決断したのだと察します。

かつては?感動?した?泣けた?等と騒いでいた輩も眼を醒ましつつある状況で、悪名高き著者の作品?はもう終焉を迎えています。



儲からなくなったら、バックレるつもりなんでしょうけどね♪

★☆☆☆☆ 2008-10-05 反吐が出ます
泣けるのではありません。泣きたくなるのです、情けなくて。あんな稚屈な文章をちょろっと書いた作者が一生印税生活を送ると考えると吐き気がします。あのほら吹き作者と、そいつに振り回される同世代の子たちのせいで私のような人間までも「だからゆとり世代は」などと言われるのです。非常に理不尽です。

★☆☆☆☆ 2008-10-01 スイーツ
見方によって

面白さが変わるという

新感覚な本。

★☆☆☆☆ 2008-09-29 あなたもきっとこう思うはず
誠に素晴らしい作品でした。もう読んでるうちに涙がポロポロ流れてきました。特にヒロが

死んでしまう所では号泣してしまいました。皆さんも是非買ってみてください



★☆☆☆☆ 2008-09-28 スイーツ(笑)
*注意*





これを、読むに当たって、日本の未来に絶望感を抱くことがあります。





それを、覚悟できる者だけが読みましょう。







ちなみに、スイーツ(笑)の皆さんには、関係のないことなのでハンカチを用意して、

大いに楽しんでください。









>>もっと詳しく見る

『群青』

群青 (shogakukan paperbacks)

おすすめ度 ★★★★☆


★★★★☆ 2008-10-06 やはり、宮木さんの世界です
もう、映画化が決定しているらしく、

帯の写真を見た後では、主役はその女優さんのイメージでしかで読めませんでした。



作品の前半はいつもの宮木さんの世界とは違い平坦なイメージ。

中盤以降、心の本音に食い込んでくる、そして、人の心の弱さ、醜さ、寂しさ、欲望それらを飲み込んだ上でなお純粋さを失わない作者の作品の特徴が現れ惹きこまれます。

若い恋人たちの絶望と再生の物語は、群青の海を持つ沖縄の小さな離島の背景で一層際立ちます。

以前の作者の作品よりも、多くの人に読み安く理解しやすい内容となっており、読後感も爽やか。(個人的には少し作者の持ち味が薄れた気がして残念ですが、、。)沖縄ロケで撮影されると映像として良い作品になりそうで期待してます。



>>もっと詳しく見る

『君と会えたから・・・』

君と会えたから・・・

おすすめ度 ★★★★★


★★★☆☆ 2008-08-30 オリジナリティが欲しいです
この本では「7つの教え」を実践すればより人生が豊かになるということが、1人の少年の視点から書かれています。教えはもっともであり、全くその通りだと思います。ただ、7つとも今までどこかで聞いたことのある内容でした。オリジナリティのある教えが読みたかったです。
また教師役の少女が死んでしまいますが、死なしてしまう必要があるのでしょうか。人間の命は大切なものであり、容易に死なせてしまうのは好きではありません。
自己啓発本を初めて読む少年・少女には読みやすくていいのかも知れませんが、私は感情移入できませんでした。

★★★★★ 2008-08-19 これを繰り返し読めば他の自己啓発本は読まなくていいと思う!
2008月7月に行なわれた喜多川泰さんの講演会に行ってきました。

講演会終了後にサイン会があったのですが、
喜多川さんが書いてくれたメッセージは

===========
一冊の本との出会いで
人生はかわる。
そんな出会いを
この一冊で
===========

でした。

本当にこの本は人生をかえてくれます。
すでに3回読みましたが、この本さえ繰り返し読めば
他の自己啓発本は読まなくていいと思います!

この本に出会えたことに感謝します。
ありがとうございます。

★★★★★ 2008-06-17 出会うべくして出会えた本
たまたま見つけて買っていた本です。

でも買ったとたん忙しくなり読む機会がなく
本を買ったことも正直忘れそうになっていました。

ところが・・・
すぐにでも読まないといけないことが起こり
買っていたことを思い出して急いで読みました。

読み進めていくと・・・
女の子が言うセリフと同じことを
自分はその朝、ブログにたまたま書いていて
鳥肌が立ちました。

キーワードは明日という言葉でした。

突然主人公の前に現れた女の子のように
出会うべくしてであった1冊だったんですね。

明日は無限ではない。
だけど
誰かの明日になれるかもしれない。

そんなことを思いました。

すてきな本を書いてくださって
著者さんにありがとうと言いたいです。

そして登場人物にも。

★★★★★ 2008-02-18 生きていることの大切さ
感動しました。生きていれば何だってできると思いました。そして一日一日を
もっともっと大切にしようと思いました。「ありがとう」ってすごいなって思いました☆

★★★★★ 2008-02-10 絵に描いた餅ではない
今まで数々の自己啓発系の本を読みましたが、この本が一番良い。
なぜなら、実現可能だからだ。
筆者の魂の叫びを聴いた気がした。
とにかく最高の一冊でした。

めったに読み返さないのに、読み返している。
いつまでも手元に置きたいバイブルである。

>>もっと詳しく見る